今週のお題「自分に贈りたいもの」
その人が評した私は「君は外国人みたいだね」「聡明で理性的」「だらしない事や悪い事なんて一つも無さそう」
F君との連絡を絶って多分一か月。自分に負担にならない程度に、高価な結婚相談所を介し始めた婚活で、できた”ボーイフレンド”は5人。
収入や生活感、頭の良さだけの条件で導きだした彼らは、私の中で「ただの友達」の域を超えなかった。
その要因は、正直”顔”。
合わせて、男性陣にモテている事も踏まえ自己肯定感の高まりからか、仕事も趣味も近年まれにみる精力的状態となっておりそもそも恋愛に興味が沸かなくなっている状態なのも一つ。
そんな折、現れたのが10つ上の『Oさん』。
顔が小さく長身で、年齢よりもかなり若く見える。
喋ると好奇心旺盛で知識が豊である事がよくわかるが、無邪気な笑顔で柔和な印象。ずっと腑抜けた表情をしている。「争いごとが嫌い」なことが嘘ではないとよくわかるひと。
自分は「感性的」で、結婚にむけた活動でも恋愛観が欲しいという話をしていた。
感性的な面は納得するが、理論建てた話し方や仕事内容から察するに、彼の狭い世界の中では感性的と評される方。という印象。
彼にとって私が”若すぎる”事や「君なら出会いはあるでしょう?」「とても理性的に生きている印象を受けたし」という。
確かに出会いはあるが、あなたのような条件が整った人間と出会いたかったのだ。と、思ったけど言わない。狡猾さを感じられたくないから。
「出会いはありますけど…真に理性的で合理的ならとっくに結婚していると思いませんか?」「理性的過ぎたら『デザイナー』という職も務まりませんから」と言ったら納得してくれた。
ただ「君は燃え上がるような恋はしたことなんて、無いでしょう?」と言われ「あ!ありますよっ!!」「・・・思い出すと恥ずかしいです。ヘンな汗かいちゃうじゃないですか」
と、演出をして。
彼は、燃え上がるような恋をして抜け出せなかった事、回り道をしたことが結婚準備が今に至った理由と言った。
こんなに柔和な彼と燃え上がるような恋。ロマンチックすぎる。
そんな彼と出会えたことが、これまで頑張った私から私へのご褒美。
新しい”恋人”はその夜の夢に早速登場して、一緒にカフェでカレーを食べた。
私に「これは再現できる?」と言い「まず、間違いなく再現できます」というミュウさん。それに満足げな笑みを浮かべる彼。
これを実現するために、これからどんな作戦を取ろうか…。
思案するだけで今朝が輝いている。