結婚相談所で結婚した女

平均の倍稼いでそこそこ見栄えのいいアラフォー。前半は8歳下彼氏、以降は結婚相談所と旦那Sさんとの結婚生活

年下くんの好きなにおい

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久しぶりに会ったパーマヘアのF君は、自分に似合うものをよく知っている。

私も綺麗な格好で行ったけど、自信がなくなる。 普通に立ってたらカッコいい彼だから。一緒に歩いて、周りから私たちはどう見えるのか気になった。

 

F君が予約したお店はセンスが良くご飯も美味しかった。けど、私はこういう時に味がしない。気持ちが一杯になるから。 とは言え、うなぎの卵焼きと焼き海老、鮎のお椀美味しかったけどね。

 

会社の事、彼の新しい仕事のこと、彼の新しい家のこと、私の家の事、私の好みの事、1番最近別れた彼氏の事とか。色々、これまで喋らなかったことを沢山喋った。

F君が“大好きな私”に伝えたかった事は

1)半年に一度、私がF君を評価したメールは印刷して大切に持っている

 2)私のにおいが4年間ずっと好きでたまらなかった事

…よ、4年間…にわかに感じていたけど、こいつは変態だ。

 

結局、まともに私へ告白して来ることは無かったけど、色々理由をつけながら私の家まで付いてきた。 泊まりたいというが、どうにかなだめて帰す私。 

まだ、関係性を決めかねている私は色々”その後”を気にしてしまうから。社会的立場がる大人だから…

 

お別れのハグを許すと、思いっきり私のうなじを嗅いでくる。 不意に、私の下腹に硬いものが当たる。

 「ごめんなさい」と言うけど、そこまでは責められない。君は私よりかなり若いから。

 

次に会う時は昼間にしよう。