今週のお題「何して遊んだ?」
アラフォーレディのミュウさんは、小学生の頃は折り紙少女。それ以降は遊戯王カードゲーム少女(?)でしたね。
私は工業高専(工業高等専門学校)というちょっと特殊な学校の卒業です。 基本的には電気・電子・工業など技術に関わる内容を専門的に5年間修学する場所で、そこそこ偏差値が高い学校です。
※ただ、超理系なので言語系には弱い
※あくまで個人の見解
企業組織下での即戦力を担う人材育成を目的とするカリキュラムの学校であったことも助けられ、今の就業先では「業務評価AかSしかもらってない」事で有名なミュウさん。(ローカルコミュニティでの有名人ですけどね。)
そんな私が社会人になり、子育てをする女性によく聞かれるのは
「あなたは子供の頃どんなことをして過ごしていたの?」
この質問をされたとき必ず答えているのは「折り紙をしてました」です。
※おもちゃが折り紙しかない世代ではないですよ…
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私の家は両親ともにバリキャリ家庭。父は海外、母は毎日深夜帰宅。
なので両親は家の設備に無頓着。テレビは小さいろくに映らないブラウン管式。もちろんテレビゲームは無い。(無いというか、試しに接続してもマトモに使えなかった)
なぜか父が設置したMacintoshはあっても、子供が使えるソフトはポーカーかマインスイーパーくらい。
なので、家の中にほぼアミューズメント要素がない我が家で暇をつぶす方法は宿題をやるか、家にあった折り紙の本を攻略することでした。
何冊か折り紙の本があったのですが、父が趣味?で置いていた本で、子供向けではなく小さい文庫本なんです。
日本折り紙の大家と言われている「岡村昌夫」先生の著書でした。
この本に掲載されていたもの全てを作ってやろうと何度もトライ。たぶん、この本を大人の皆さんが買い、一発ですべて作るのは無理だと思います。それくらい難しい折紙の本なんです。
これを小学校3年生くらいまでずーっとやっていて、それでも作り上げられない作品がいくつかあったのですが、たまったま、その年からクラスメイトになった男の子K君が超折り紙少年で!
彼にその本を見せると「こんないい本良く持ってるね」と言いながら、翌日私が数年かかってもできなかった難題折り紙を作って持ってきてくれました。
K君は特に動物折紙が得意で、可愛いものも上手に折ってくれる。
そんなK君の出現にミュウさんの折り紙熱は上がって、彼に教わりながらよく折っていたらクラスでブームが飛び火。 最終的には算数の授業の特別カリキュラムでK君を講師にみんなで折り紙を折る授業が開催されたほどでした。
彼の「僕はハサミを使わない。切ったらそこで『切り紙』になるから」の言葉は生まれて初めて聞いた”生き方の道筋”みたいなもので「超クール!」と少女ミュウさんたぎりました。
そんなK君は今、日本折紙学会のメインメンバーで多くの書籍を出版しています。
レッサーパンダが代表作の折り紙おじさんになっています。
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ミュウさんの場合、かなりラッキーな環境要因も重なっての「折り紙」による学習環境がととのっていたのですが、ぜひ、お子様には超難題折り紙を与えてみて下さい。
そして一緒にトライしてみてはいかがでしょうか。
何も知識のない子供にとって、難題かどうかの基準は有りません。なんなく出来ちゃったりするかもしれないです。
難しい折紙って、本気で失敗するんですよ。急に失敗する訳ではなく、進んでいくとなぜか指示通りに出来上がらない箇所が発生して「?」になる。
どこでどう間違えたかは、一度開いてもう一度折りなおしてを繰り返さないと判明しないんです。
繰り返しても間違いに気付けないとき、ほんっと腹立つんですよね!!!
何日かおいて「今日はできるかも!」と思って折ってもやっぱり出来ない。ちゃんと原因追求しないといけない。
これをやり続けたことで、ミュウさん個人は、忍耐力、原因追求能力、予測能力、空間把握能力は身についたように感じます。
結果、難なく理系専門学校に行ける基礎学を力習得していたようにも感じます。
と、言うことで。
折紙、しようぜ!!!