先日、メンサ旦那(仮)Sさんの愛用自転車が壊れました。
ケガが無なかったし、人の物を破損させたわけじゃなかったので一安心のミュウさん。
(「怪我は?」と聞いてもそこは触れてこなかったので無傷と分かる。ケガなんかしたら大騒ぎだけど。)
聞くと、高校生の頃から20年以上乗り続けた自転車だとか。
(ブリジストンの普通の街乗り用自転車)
Sさんは運動不足解消も期待して、2駅ぶんほどの移動は自転車に乗る。
ちょっとした節約もしたいのであまり車に乗らない。
なので、生活必需品と言っても過言ではない自転車が壊れた!!!
彼なりには死活問題なのです。
大好きなホームサウナへも行けない。
しかし。
そんなSさん家のリビングにはスポーツサイクルが。壁に。
「これは?」とミュウさん聞くと
「雨の日とか乗れないからだめなの」との回答。
晴れてる日だけ応急処置で乗ればいいじゃんと思いましたが。ま、お金あるんだし買ったらいいと思いお買い物へ。
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日曜日におしゃれ自転車屋さんを3件ハシゴ。
別件で立ち寄ったホームセンターの自転車はまともに見る事も無く「なし!」という。
「2万円くらいでそれなり風なのがあったよ?」と聞くと
「ダメ!ホームセンターは自転車専門じゃないから、性能に不安がある」との事。
「20年は乗るからっ!」と、胸を張って宣言するので、了解し自転車専門店をハシゴしました。
1:TOKYO BIKE
Sさん的にずっと憧れだったブランド。
クロモリという特殊金属を使用した頑丈なフレームと、細いタイヤのイマドキ男子御用達のシティサイクル。
基本が8万円超。
シンプルな仕立てなので、泥除け、ライト、ベル、荷台?とかをカスタマイズすると…11万円くらい。
発注して2週間ほどで工場で組み立てて出荷されるとの事。
・パーツが特殊なので、修理に販売拠点の近くに住む必要がありそう
・思ったより高かった
・お金を払ってもすぐ乗って帰れない!
この3点で悩んで一旦断念。
Sさん的には「早く手に入れて、ミュウさんに手作りのイクラをご馳走したい!」という欲が有るので2週間が長く感じたようでした。
私が「隔週で出張なんだし、2週間は直ぐじゃない?」と言うと「うーん。」とのお返事。
2:Nois
お店の雰囲気が気になっていたらしい自転車屋さん。
TOKYO BIKEが、フランスやイギリスっぽい自転車なら、Noisはアメリカ西海岸。
太いタイヤと太くて堅固な鉄フレームで重心低め安定性抜群の自転車。
「子乗せ対応でもかっこいい自転車」をテーマに作られたブランドなんだそう。
タイヤの小ささがスピードに乗れない点が引っかかっていたSさん。
気のいい店主のおじさんが「大きいタイヤのも有るんで試乗しますか?」と言われ、早速試乗。 10分くらいしっかり乗って帰ってきて一言。
「ハンドルがヤンキーっぽくていかつくてヤダ。」
乗らなくてもわかるでしょう!というツッコミを入れるミュウさん。
「でも、20年乗るんでしょ?子供できたら前でも後ろでもチャイルドシート付けられるのは凄く良いと思うよ」とアドバイスするも、
「次はその目線で選ぼう!」
と、次のお店にGO。
3:アサヒサイクル
サイクルベースあさひは、業界最大手ともいわれる自転車販売店。基本はブリジストンなどメーカ品の取り扱いなのですが、PBも展開している、自転車のデパート的なところ。
ここで、スポーツタイプシティサイクルを発見したSさん。(↓これ)
https://www.cb-asahi.co.jp/lp/products/ownbrand/officepress/series/
価格も5万円ちょっとで「いい感じ!」と気に入った様子。
通勤用にデザインされて、スーツ似合うデザインなのが妙齢のおじさんにグッと来たらしい。 ※Sさん、通勤に自転車は使いません。
「チャイルドシートは付けられますか?」と聞くと「これは構造上無理です」と言われ、ショックを受けるもかなり気に入った様子。
「支払いしたらいつ手元に来ますか?」と聞くと、
「うーん。10月中のどこか。と、なっていますね。」「やはり、戦争の影響があって納期が変動的なんです。来年納期の物も有りますから、早い方ですよ」
と言われ、さらにショック!!!
後ろ髪惹かれながらもここでも手ぶらで退店となりました。
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帰り道「俺、戦争反対だな。」の一言。
翌日「シティサイクルの場合は『トレーラー』っていうの付ければいいらしい!」とのLINE。
坂道とか、狭い路地とか超大変ですよ…と思うも、それでも「シティサイクル」と「子乗せ」を両立したい気持ちがある事はよーくわかったので。
「子供はまだまだ未来の話だから。シティサイクル乗っていいんだよ」
「子供がトレーラーに乗れる年齢なったら、Sさんおじちゃんになってるから。私が電動自転車買ってあげるね」
と、いうと、一件落着。「もう少し自転車探す~」となりました。
しかし。
結果として、移動手段は確保できず。
こだわりが強すぎて生活に支障をきたすメンサ旦那の自転車騒動はつづく…