アラフォーで婚活をしているミュウさんは、喫煙に対して寛容である。
ミュウさん自身は煙草を吸わないし、吸おうと思った事が無い。そんな依存性の高い消費財はお金の無駄遣いだと思っているから。
対して、Sさんは加熱式たばこを吸う。観察している様子では一日3本前後。
学生時代からの愛煙家で、なんどか禁煙に失敗した歴史があるという。
そんな彼に対して、私は喫煙を「いい」とも「悪い」とも思った事は無い。
辞めて欲しいとも思っていない。今は。
それは、勤務先で工場に近い場所で働いていた際、ヘビースモーカーたちに囲まれていたから。仲のいい友人の中でも喫煙者は何名かいるし、在籍している営業部の人間は半分が喫煙者だったり。
たぶん、自分の周りに日常的に喫煙者が居て、彼らの人となりを知っているからこそ全く喫煙に明確な悪いイメージが無いんだと思う。
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喫煙による健康被害や、受動喫煙による健康被害の事も知っている。
同時に、気分転換で喫煙をしていることも知っている。
だから。もし、無理に禁煙をして、それによって解消されていたストレスが解消されなくなり、喫煙以外の方法で解消しようとエネルギーが働いてしまうくらいなら。喫煙してもらった方がよっぽどいいと思っている。
煙草を吸うSさんが「喫煙OK系女子、ミュウさん」と言い出したので、ここに書いた個人の見解を話した。同時に、彼には「好きな水泳で息が続かなくなって、泳げなくなったとしても、それが自分で選んだ人生なんだからいいでしょ?」と聞いた。
Sさんは「職場では女性の喫煙者も多いし、吸っていない人の方が少ない」「先輩で、喫煙者でフルマラソン走る50代が居るから『大丈夫だ』とか勝手に思っているけど…」と言っていた。
まぁ、将来私と結婚する気になって、子供が欲しいと言い出したら、まず間違いなく禁煙させるけど。子供の発育に影響が出るから。
それまでは、今の死ぬほど忙しい仕事との折り合いをつけるための一つの方法として、節度をもって吸ってほしい。そして、人通りのある場所での歩きたばこはダメと言っておいた。
禁煙が出来なくても、他人に寛容で、私に優しくて、料理が死ぬほどできて味音痴じゃなくて、消費財を買い続ける金銭的余裕があって、美味しく沢山食べるけど、長距離水泳で体がいつもバチバチに絞られ、それを維持し続けられるならそっちの自制心や能力を私は評価する。
普段は私より2時間遅く起きているけど、繁忙期は24時以降に就寝するのに私と同じくらいの時間に起きて仕事ができる。強靭な精神を持っている。
最高に素敵じゃん?人間として尊敬している。
だから、Sさんに対しては喫煙OK系女子なのです。