F君が「僕は行ったことがある」と自慢してきた、六本木に有るブックカフェ「文喫」へ行ってみた。
そこは今どきの文学系に憧れるF君が好みそうな、アート性の高い本屋さんで、座席にはApple製相手を携えた個性的な人物達が居並ぶ。
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私も元々アート出身なので、学生時代はこういった場所に足繁く通い、その世界に没頭して、答えのない創作の世界を熟考することが多かったが。思い出すと5年以上その感覚すら忘れていた気がする。
世代が違う、感覚の近いパートナーが居ると『昔好きだったものを思い出す』と姉さん女房の方から聞いたが、まさにその通り。
学生時代は毎月買ってボロボロになるまで切り抜いていた「装苑」が目に入ったり、
昔、難しくて読み切れなかった「AXIS」がやっぱり難しかったり。
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自分の中で置き去りになっていた大切な感覚が蘇って、もう一度若かった時間を味わえる。
あの時は興味があってもお金が無くて行けなかった場所にも "あの時"の感覚のまま行ける。
私は元々服飾デザインにも興味があって、カバンや服を作ったり編み物も得意だった。
一方で終業後デザイナーとして働いていた期間は僅かにその感覚が合ったが、今はもう、すっかり忘れていた。
学友達と毎週通っていたデッサンクラスも10年ほど行ってない。
それが失われて行ったのは、効率的に考えて、今の業務に直接的な利益をもたらさないからだと思う。
..行きたい‼️ 20代の無意味に躊躇無く没頭できた場所にまた行きたい‼️
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若い彼を通して見つける、あの頃に置いてきた自分の発見。楽しい。
最愛の彼に文喫へ行った話をすると「文喫いいなぁ。でも、あそこ高いですよね!」
冷静な返答が来た。・・・(笑)