結婚相談所で結婚した女

平均の倍稼いでそこそこ見栄えのいいアラフォー。前半は8歳下彼氏、以降は結婚相談所と旦那Sさんとの結婚生活

Fさんスーツ似合ってましたよね

f:id:KK-aug:20211113163215p:plain

休祝日の電話番出勤時は、事務の女性陣をふくめ、女性だけで集まって食事をする。

そんな時の話題は決まって、誰かの悪口やウワサ話。社内の人間の話をいいことも悪い事も、呼吸をするような気軽さで行う。

 

20代の女の子がいると決まって始まるのが「社内で誰が好みか」の話題。

「やっぱり、K部長がキレイ目で定番のイケメン。かっこいいよね」「Tさんのファンじゃなかったっけ?」などと話題が飛び交う中、

「けど、Fさんのスーツ姿、とくにお尻回りなんて綺麗でカッコよかったですよね!」

こう言い放つのは、20代前半でもあけすけな性格で正直な物言いをするY子ちゃん。

 

「そうだねぇ。F君スーツ似合ってたもんね。社内のイケメン枠が減っちゃったよね」と、事務の年長組が続ける。

「私服もおしゃれだったし。うんうん。思い出しても良かったなぁ。」

「新しい職場でもモテてるのかな?」

広告業界だと、F君でも埋もれちゃうような素敵な人ばっかりなのかもねぇ」

と、みんなの妄想が膨らんでいて。

 

私は「広告だと、客先も綺麗な女性も男性も多いでしょうしね」と、当たり障りない所を参加し、話題を切り替えた。

 

 

そう。「スーツが似合う」の話題の中心にいるのは、我が最愛のF君。

彼が今の職場では私服通勤であること、40代に囲まれOJTのお姉さんにだけモテていること、キャラ立ちのいい上司で彼の陰に隠れてしまっていることなど、知っているが言えない。

 

彼のスーツ姿も、私服も、パンツ一枚の姿も私が独占している。

 

そこはかとない優越感を抱きながら、普段の顔でみんなと歩く。

 

もし、いつか社内に彼との関係を話さなくてはいけないとき、男性陣より女性陣に気を使うのかなぁと、しみじみ思う。

 

退社して数か月たっても、まだみんなの話題にでる彼は、本当に可愛がられて目立った存在だったと思う。 多くの愛しみを受けながら、心豊かに今日も元気に居てね。

F君の同期のE子ちゃん

f:id:KK-aug:20211112124610p:plain

F君の同期入社E子ちゃんは、色白美人で可愛い。

私や、周囲はずっと「この二人は付き合っている」と思っていたけど、実際はどうだったんだろう。

 

毎月恒例、隣の部長の「Fは元気かな?」が今日も始まった。

たまたま居合わせたF君の同期のE子ちゃんへその矛先は向けられる。

「私、全然連絡とってないんで。わかんないですね」

「9月の私の誕生日に『お誕生日おめでとう』ってLINEがあって、『ありがとう』って返したきりです」

 

部長も私も意外な気持ち。もっと、お互いに相思相愛な感じだと思っていたけど。

「私、F君辞める時も部長から又聞きで知りましたし、それ以降特に会話もしてないんですよ。」

 

ミュウ「私も個別には『辞めます』の話は無かったんだよねぇ。前任の部長とかにも言ってなくて、そこを注意したり。」「社会人のけじめとして、ちょっとよろしくねいよね」

 

E子「礼儀がないというより、言うのが怖いんだと思います。私はそういうヤツだと思ってます。」

 

部長「そうかぁ。『じゃ、E子ちゃんが寂しがってた』って、Fに言っとくかな」

E子「あ、どっちでもいいです」

 

 ****

 

E子ちゃんへ淡い嫉妬心を感じながらも、薄々気づいていたF君の人格をまた一つ知ることができた。

あの優しさや、仕事から逃げてしまう部分は臆病な気持ちが勝ってしまうから。

自信が持てないのも臆病だから?

 

私に対しても臆病な彼は色々勇気を出して言ってくれているけど、まだ隠していることも多い気もする。 これは、私のマーケティング経験がビジネスライクにそう思わせる。

 

なかなかに弱っているF君。隣の部長でもいいから、気分転換をさせてあげて欲しい。

喧嘩が苦手

f:id:KK-aug:20211113104106p:plain

創造性の本質は、失敗を恐れないことだ。
エドウィン・ランド博士 -

アイキャッチ画像を作るシステム「Canva」で、画像を作りロードをかけると出てきたエドウィン博士の名言は妙に刺さった。

 

話は断線するけど、このエドウィン・ハーバート・ランド博士はポラロイドカメラの発明者。 安価に製造できる事を追求したそう。凄い。

ポラロイドが企業の名前で、正式にはインスタントカメラだという事も学んだ。凄い人だ!

 

 ****

 

先日、F君のしょんぼりメッセージに対して電話をしたことに対し、F君曰く「びっくりしました」だそう。

 

びっくりした。

これは、いい意味にも悪い意味にもとらえられると思う。例えばネコはびっくりを嫌がる。F君はイヌだからどうだろうか。

 

私は常々人の気持ちを察する能力が低いので、抽象的な言葉を理解することができない。 だから分からないとその情報を遠ざけてなかった事にしがち。 それは、本心を知って傷ついたり、がっかりしたくないためでもあると思う。

 

だから、過去の恋人と喧嘩をしたことが無い。喧嘩になりそうなことをとにかく遠ざけてきているから。

 

ただ、F君は私の行為を受け入れてくれるという安心感がどこかにある。なので、少しの勇気を振り絞って「びっくりはいい事?悪い事?」と聞いてみた。

 

F君「びっくりは良い事ですよー!」「ミュウさんはお電話する人ですか~?」

との返事が返ってきた。

 

たぶん、彼はたまには電話したいのかもしれない。

私は正直に「電話はしない」「耳元が恥ずかしいから」「直近の電話は勇気をだした」「結果として、声が聞けて嬉しかった」と伝えた。

 

今まで逃げていた気持ちのすり合わせが、今は楽しい。

良い事も悪い事も一つ一つすり合わせて積み上げて、丁寧な関係を気づいていきたいと思う。

それが、エドウィン ランド博士の「創造は失敗を恐れない」に当たる気がする。

関係を作り上げるうえで、喧嘩をすることも恐れてはいけないような。

そんな解釈。

結局、結婚相談所に登録した話

f:id:KK-aug:20211109110538p:plain

(これは、数日さかのぼる話)

 

6ケタの費用がかかる結婚相談所へ登録をした。

経緯は、F君への不安が強かった時期、彼と出会って私の気持ちに「結婚」という価値観が生まれて結婚を現実的に考えたから。

F君を待てるのか、もっと経済的にも年齢的にも現実的な人を選ぶべきではないのかと考えた。

 

決して、浮気をしたい訳ではない。 彼が居ない時間の埋め合わせ的に考えていなくもない。同時に、私がF君に本気でいられるのかを確かめたかったのもある。

 

「なんでも行動が早すぎる」とよく言われるけど、私の成果は行動の速さが要因だから。たった1日、今月会えない事への意思確認の返事が遅れたことも要因で…

 

 ****

 

相談所のシステムは、思っていた以上に良い。

相手の年収保証、独身保障、意思疎通の相違を仲介者さんが解消してくれるそうだ。

 

 ****

 

毎日連絡のやり取りが出来て、ここまで私の気持ちを受け止めてくれた人は初めてだったから、F君に依存しすぎているのかもしれない。

私の過去の恋愛が下手すぎて、必要以上に不安なのかもしれない。

 

9月には「絶対温泉行きましょうね!」「約束ですよ」と言っていた彼は「僕も年内はバタバタなので...」との反応に。

寂しさを紛らわせるため、私は勤務先やそれ以外の仕事を詰め込んで、

大好きなU子ちゃんとの映画デートもした。

 

F君は「浮気はU子さんだけにしてください〜💦」と言ってたけど、

自分の気持ちを確かめるため、過去最高に大好きだった、ベンチャーキャピタルの元彼との食事の予定も入れた。もちろん内緒。

元彼ないでは”最愛の元彼”と連絡を取りながら、彼にもう気持ちが無く、父に会うようななつかしさが勝っている自分にも気づく。

 

 ****

 

もし、F君が同じ事をしていたら怒りと同時に悲しみ、大きく傷付くと思う。

なのに自分はやる。それくらい好きな相手への誠意が信じられなくなる時もある。それが私。

 

ここまで書くと、自分の恋愛下手が露呈してきて恥ずかしいばかりだけど...

仕事では無敵で不敗の私は、恋愛は下手。

仕事は年齢制限が無いが、恋愛は期限がある。

アラフォーだから。

 

時間が無いから、忙しいんだ。大人はさ。

年下くんへ電話をしてみた

f:id:KK-aug:20211110102315p:plain

 

その日は、私の天使「U子ちゃん」と半期に一回の『客先同士を笠に着た、仕事サボりデート』をしていた。昼からカフェでパフェ。夕方映画、夜もカフェ。健全でピュアなデート。

 

22時に店から追い出されて帰る道すがら覗いたスマホには、F君からのメッセージ。

ここ数日の、私からの気持ちのすり合わせ行為の精神疲労、仕事への肉体疲労の様子がにじみ出た短めの返信には、

”可愛すぎる”可哀そうさがあふれていて。

 

思わず電話をかけて声を聴きたくなった。

 

f:id:KK-aug:20211110101940j:plain

ものの2秒で、優しく心地の良い声で「どうしましたかぁ?」との返答が。

 

すこし重たい声に「寝てた?」と問うと、

「いやいや!寝てないですよぉ~。今ちょうど帰りで駅です。・・ミュウさんも外ですか?」

 

「そう。今日はとっても可愛いU子ちゃんとデートして、今、改札でバイバイしたところ。」「F君は今帰りか!頑張ったね~ごはんは食べた?」

 

「もぉ~ごはん全然ですよ~、ちょうお腹空いてますもん・・・」「ミュウさん、なんかテンション高いですね。お酒飲まれたんですか?」

 

「いや。ピュアな関係だからカフェしか行かないよ」

 

「・・・いま、どちらに居るんですか?」

 

『近くに居るなら、一緒にごはん食べたい』と彼の心の声が聞こえたが、私は丸の内周辺で、彼は渋谷区。近くに居るはずがなかった。

 

少し寂しそうなF君の声に、私が「メッセージの内容、プレッシャー与えちゃったかな?って心配になって電話したんだよ」と言うと

「プレッシャーぁ?まぁ、ちょこっとぉ?感じましたけど…」「僕、ほんとうにペイペイだなぁ。だめだなぁって思って」「でも、早く台頭になりたいって思ってるんですよ?」

 

F君の「ちょこっと」は『かなり』の意味。

何人も鬱でつぶれた人を見てきた経験上、危うさを感じなくはない。

 

「今度会った時、言おうと思ってる事あるんで。それまでミュウさんも頑張ってくださいね」との閉め。

 

私は「F君は十分やってるから。無理せずにね。」「おやすみ」で閉めた。

 

ものの5分ほど聞いた優しい彼の声、疲れを乗せたとろけるような響き。録音しておけばよかった。抑揚たっぷりで喋りかけてくる甘えん坊。本当に可愛い。

 

彼の生活が穏やかで潤沢な幸せに満ちて欲しいと願うばかり。

ほんの少し、結婚相談所の件を後悔。

32日後に出会う人

f:id:KK-aug:20211113120132j:plain



madamefigaro.jp

 

またデジタルタロットの話。

カルチャー雑誌FIGAROは、占いに対して学識有る編集員の方がおり、他の雑誌とは一線を画した印象の占いコンテンツが充実している。

 

デジタルタロットの監修は、経済界にもファンが多い「鏡リュウジ」さん。

占いたいテーマごとにタロットページが作られ、何となく具体的に結果を導いてくれる印象がある。

 

毎月10日に新しいテーマがアップされ、占う事ができる。

 

先月の新着テーマが「あなたの笑顔を引き出してくれる人は、いったい誰?」で、私の中では「当然、それはF君」なのだが、占ってみることに。

f:id:KK-aug:20211113114947j:plain

・とても目立つタイプ
・周りに支えられて輝く人

・特定分野の有名人、芸能関係、創作活動をしている、人に夢を与える

・32日後に出会う人か、32歳の人など

 

条件で言うと、F君は上の2つはかなり当てはまっている。

3つ目は、広告業界は「人に夢を与える」職業?

4つ目は、うーん。

 

今日の32日後、12月16日はどんな日になるだろう。婚活相手と適当に会っている可能性もあるか・・。できればF君に会ってニヤニヤしたいところ。

 

12月16日の仕込みとして、ここに記録する。

 

職場で言えば、K子ちゃんが32歳かな? かなりおとなしいがキュートな彼女に接触してみようかな。

私の好きな赤いもの

今週のお題「赤いもの」

f:id:KK-aug:20211111162624j:plain

「赤いもの」をF君になぞらえるなら、赤いソックスと赤い下着。

デートの時は比較的シンプルな白Tシャツにブラック系の上着を合わせてくるF君。 部下時代の私服を思い出してもあまり派手な色は着ない。色よりディテールにこだわる派。 そこに、POPカラーのソックスや下着を合わせてるのが彼のおしゃれの流儀である。

 

我が家に宿泊したとき、お風呂上りに正座し、背中を丸めて、脱いだ下着(赤いパンツ)を綺麗にたたみそろえていた。とっても可愛い。 その背中に向かって「乾燥機にかければ朝には乾くから、洗濯してあげようか?」と聞くと「大丈夫です」との返事。

あの日、本当はもう少し早く出たかったんだろうか。と、今になって思う。

 

 ****

 

私自身の「赤」で言うなら、赤いレザーバッグがある。

服や小物、下着でも赤は持っていない(思い出す限り、多分)が、カバンだけは赤を必ず持っている。今の赤カバンは『三代目赤カバン』である。

昔、出張先でお客様と現地集合したとき

「ミュウさん、すぐ見つけましたよ!赤いカバンが目に入って『もしや?』と思ったらそうでした!」と、お褒め(?)の言葉を頂いたことがある。

男性ばかりの職場、仕事現場で働くとき、自分のキャラクター設定を分かりやすくする必要がある。

分かりやすいキャラクターは相手が直ぐにこちらを理解し心を開いてくれ、関係づくりがスムーズになる。

 

「赤カバンはその役を果たすのかも」と思ってから、赤カバンを愛用し、それは私を表すアイコンの一つとなっている。

 

 ****

 

近頃の身近な赤いものと言えば、

大好きなティモシーシャラメの手作りデスクトップは雑誌「TIME」の表紙で赤。

最近買ったブラウン系レッドのリップが気に入っている。

最近お気に入りのティーセットの袋では、てんとう虫の赤いパッケージが可愛くて好き。

 

幸運のてんとう虫がF君の元へ飛んで行って、あの可愛い「幸せだなぁ~って」の気持ちで彼を満たしてくれたらと思う。